青パパイヤは野菜だが、完熟したフルーツパパイヤも美味しい
パパイヤは、別名「万寿瓜(マンジューイ)」、「乳瓜(チチウリ)」などと呼ばれ、沖縄では未熟果の青パパイヤは野菜として食べられています。青パパイヤから出てくる乳状の白い液体は、タンパク質分解酵素(パパイン)を含み、消化酵素として利用されます。お乳の出が良くなるということで産後に食べることもあるようです。
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未熟果の青パパイヤは、沖縄では野菜として利用される。消化酵素パパインが多い
パパイヤは、バナナのように収穫後に置いておくと追熟します。今回は、甘ーいフルーツパパイヤが食べたかったので、青パパイヤを追熟してみました。
追熟する方法は、パパイヤ単独で放置する場合と、パパイヤをリンゴと一緒に袋に入れて放置する場合の2パターンで試験しました。リンゴからは追熟を早めるエチレンというガスが出ます。
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パパイヤを早く追熟させるために、エチレンを出すリンゴと一緒に袋に入れた
【追熟試験の結果】
パパイヤ単独では、6日目まで放置すると上手に追熟できました。一方、リンゴと一緒に袋に入れていたパパイヤは、うまく追熟せずに腐敗してしまいました。リンゴから発生するエチレンガスは、パパイヤにとっては強すぎて、表皮を傷つけてしまい腐敗に至ったと考えられました。
パパイヤは、単独で放置して普通に追熟させるのが良いようです。
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上手に追熟できたフルーツパパイヤを切ってみました。高糖度でとっても甘く美味しかったです。フルーツパパイヤがこんなにジューシーで美味しいとは知りませんでした。
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追熟したフルーツパパイヤの果肉
完熟マンゴー並みの甘味で15.1度の糖度がある
消化酵素(パパイン)という健康成分の摂取を期待して、青パパイヤを野菜として食べる一方で、追熟したパパイヤをフルーツとして楽しむことができるのは、すばらしいですね。
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