ゴーヤー種子には、ガン細胞の増殖を抑える成分も
沖縄の家庭で広く食材として利用されているゴーヤー(にがうり)。熱帯アジア原産のウリ科のつる性植物で、旬は5~8月です。島豆腐とゴーヤーの炒め物であるゴーヤーチャンプルはとってもヘルシーです。
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島豆腐や豚肉と一緒に炒めたゴーヤーチャンプル
ウリ科の野菜は、キュウリ、ズッキーニ、ヘチマ、カボチャなどありますが、ゴーヤーは特にビタミンCとビタミンKが豊富です。皮膚の健康を維持(美容)するビタミンC、骨の形成を促すビタミンKという栄養素がウリ科の野菜でトップクラスなのです。ビタミンKは、骨粗鬆症の治療薬として利用される成分です。
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ゴーヤーには、皮膚の健康を維持(美容)するビタミンCが多い
出典:日本食品標準成分表2020年度版(八訂)、果実(生)のデータを掲載
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ゴーヤーには、骨の形成を促すビタミンKも多い
出典:日本食品標準成分表2020年度版(八訂)、果実(生)のデータを掲載
更に、ゴーヤーの種子からは、ガン細胞の増殖を抑えるMAP30というタンパク質が発見されています。肝臓ガンの予防に使える可能性が報告されています※
沖縄には、ゴーヤーの種子でつくったお茶もあり、香ばしくて美味しいです。
ところで、昨年、ベランダでゴーヤーを栽培していたら、実が赤くなってきました。きれいに完熟せずに実が柔らかくなってきたので、収穫して食べてみました。ほんのりと苦くて甘い初めての味でした。
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種子を採取したので、今年も栽培してみます。今度は、普通に未熟果を収穫したいです。
※Fang et al.:Cancer Letters 324 (2012) 66–74.
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